Would you like a cup of coffee?
カフェデモンクとは
傾聴移動喫茶の起こりと活動内容
2011年3月11日に東北地⽅で⼤きな地震、津波そして原発事故が起こりました。その中で、なんとか被災された⽅のこころのケアに当たりたいという、居ても⽴っても居られない⽌むに⽌まれぬ気持ちから宗教者の傾聴活動が始まりました。所属する宗教、宗⾨、宗派を超えて、超宗教、超宗派で、布教を⽬的とせず、ただただ寄り添ってお⼼のうちを聴かせていただくという活動です。
そしてその活動の⼀つとして、宮城県の⾦⽥諦應さんという禅宗のお坊さんが、軽トラックに喫茶店の什器⼀切を積み込んで震災の仮設住宅を廻り、ネル布で淹れた⼿淹れの本格的なコーヒーや⾊とりどりのケーキを不安や悲嘆のどん底におられた被災者の皆さんに提供されるという、傾聴喫茶を始められました。
珈琲の⾹り、味わい、ケーキの彩りや⾝体に広がる⽢みが皆さんの⼼をほぐし、固く閉ざされた⼝がほんの少し開かれます。それは、たとえほんのいっときの⼼の和みであっても、明⽇へと繋がる⼒になるかもしれません。
カフェデモンクというのは、喫茶カフェで、お坊さん(=モンク)相⼿に、⽂句を⾔いましょう、という掛け⾔葉のダジャレです。
⼼を込めて⼀杯のお飲物をお出ししてお接待をさせて頂きます。黙って、飲み物だけ楽しんでいただいても構いません。気が向けば、世間話、困っていること、思うこと、なんでもお聞かせいただいてということになります。私たち、伺っても決して他⾔致しませんし、宗教的なお話は、求められればさせていただきますが、こちらから押し付けてということは、絶対に致しません。布教はしません。聴いたことを他の⼈に話しません。なんでも聴かせて頂くんですけれども、私どうしたらいいんでしょうとか、どうしましょうとか⾔われるとちょっと困ります。指導やアドバイス、解決策は私たちは提⽰できないのです。決めて頂くのは皆さまご⾃⾝です。
それと、連絡先を尋ねたり家を訪問したりなど後追いはしませんし、追われるのも困ります。お寺にたづねていきたいので住所や連絡先を教えて欲しいのですけれど、と⾔われると、本当に申し訳ないのですけれど、お教えできませんのでご理解ください。その代わりに、また次回どうぞお越しください。来ていただけましたらまたお出会いして、お話を聴かせていただきます。
またオンラインを利用してZoomカフェデモンクも開催しております。こちらは、予約制ですので、開催日時に合わせて事前のお申し込みが必要となります。ご参加希望の場合は、申し込みフォームからお申し込み下さい。